ここでは、ワキガの発生するしくみ、発症時期、遺伝の有無について、ワキガをより詳しくご説明していきます。ワキガをより深く理解していただくことで、私どもと一緒に患者さまのお悩みを解消できたらと考えております。また、ワキガに対する理解を深めることで治療への理解も深まり、より安心して治療を受けていただけます。

エクリン汗腺からの発汗により、腋窩の皮膚は湿った状態となり、そこに細菌(特に黄色ブドウ球菌)が繁殖します。
ここに、毛穴を通じて皮脂腺とアポクリン汗腺から分泌液が出ます。
すると、この分泌液中の脂質を細菌が分解し、臭いの元となる低級脂肪酸(カプロン酸等)が作られます。これがエクリン汗腺からの汗の水分に溶かされ蒸発し、臭いが周囲に拡散していわゆる「ワキガ」の状態となります。
夏季に腋臭が強くなるのは、エクリン汗腺からの発汗が多いためで、腋窩が湿潤化して細菌が増殖しやすくなり、臭いの成分が多量に産生されるためです。
思春期以降、性ホルモンの分泌が活発になってくると、ワキガが発症します。
自覚する時期は女性13~19歳、男性14~21歳です。女性の方がやや早い時期より自覚する傾向があります。
遺伝の有無について
ワキガは常染色体優性遺伝の形式をとり、高率に家族内発生が見られます。
例えば片親がワキガであれば、子供が発症する確率は50~100%です。